女性に嬉しい理にかなった最強コンビ【豆乳甘酒】

こんにちは、米麹・甘酒専門店 MURO神楽坂の管理栄養士の鈴木です。

気温が上がってくると同時に、湿度が上がり「梅雨」が近づく今の季節。

二十四節気では、5月21日~6月5日頃は「小満」と言われ、

草木がいきいきと茂り、生命が満ちていく時期を指します。

梅雨に入るのは少し憂鬱ですが、日々成長する草木は癒やしを与えてくれますね🍃

湿度が上がると、体のあちこちにたまってしまう余分な「湿=水分」。

「湿」がたまると、むくみや冷えなどの症状を引き起こす原因になるほか、

湿気を嫌う胃腸が弱りやすいと言われます。

こんな時期におすすめなのが豆類

豆類は胃腸を元気にしたり、利尿作用があるため「むくみ」にも効果的です。

また、豆類は体を冷やすことも温めることもしない「平性」という性質。

そのため、継続して摂っても良いものとされています。

 

豆類の中でも日々摂りやすい「豆乳」

健康的な豆乳を習慣的に摂っている方も多いでしょう。

植物性のたんぱく質が豊富で、抗酸化作用がある「大豆サポニン」やコレステロールを低下させる「レシチン」、

ポリフェノールの一種である「大豆イソフラボン」なども含まれる栄養豊富な豆乳。

中でも「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをすることから、

ホルモンバランスを整えて、生理周期の乱れや肌荒れの改善、さらには更年期障害を和らげる効果なども期待できます。

「豆乳×甘酒」で更に美味しく健康的に!

豆乳をより美味しくしてくれる「甘酒」。

豆乳の独特の豆の香りを和らげるため、豆乳が苦手な方にもおすすめの組み合わせです。

豆乳甘酒は、甘酒の糖質と豆乳のたんぱく質・脂質が組み合わさることで、栄養バランスも◎ 

さらに、豆乳と甘酒に含まれる食物繊維やオリゴ糖などにより、便秘などの改善が期待できるほか、

大豆イソフラボンや甘酒に含まれる「コウジ酸」、ビタミンB群などの効果で「美肌作用」も期待できます。

「大豆イソフラボン」の効果を高める○○!

実は、大豆イソフラボンの働きを有効にするのが…「腸」

大豆イソフラボンは「腸内細菌」の力を借りて、

女性ホルモン「エストロゲン」の代役「エクオール」という物質に変換されます。

この「エクオール」産生菌は、善玉菌である乳酸菌のひとつであることから、

善玉菌の多い「良い腸内環境」が、女性のホルモンの代役「エクオール」を作る力を高めてくれます。

「豆乳甘酒」で腸活&ホル活

「豆乳甘酒」は、善玉菌の多い腸内環境に整えながら、

大豆イソフラボンを有効化して、女性ホルモンを作る力を高める…

まさに女性にありがたい魔法の飲み物。

1日コップ一杯の「豆乳甘酒」で、毎日の美容と健康維持に繋げていきたいですね!

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執筆:店舗スタッフ・管理栄養士
大学卒業後、病院にて約5年間栄養管理や栄養指導に従事。
その後、高校や大学で栄養学の教員を務める。
夫の転勤で関東に来たことを機に、甘酒専門店で専属管理栄養士として勤務中。
日々の甘酒生活で自身の潰瘍性大腸炎を寛解維持中。

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