甘酒の基礎知識 その6

甘酒の種類と選び方

甘酒の種類と選び方

ひとくちに甘酒といっても、作り方によって麹甘酒と酒粕甘酒の違いがあることをご紹介しましたが、麹甘酒だけでも多種多様なアイテムがあります。
のレンMUROにも100種類ほどの種類があり、どれを選んでいいのか迷ってしまうことでしょう。ここでは麹甘酒の種類や選び方についてご紹介します。

ストレートタイプと濃縮タイプの違い

甘酒にはそのまま飲めるストレートタイプと、水やお湯、牛乳などで割る濃縮タイプがあります。

ストレートタイプ

そのまますぐに飲めるので、とても手軽です。プラスチックボトルに入った小容量の飲みきりサイズから、瓶に入った大容量タイプもあります。

濃縮タイプ

2倍や3倍に濃縮された甘酒で、薄めて使います。濃縮タイプはひと手間かかりますが、その分、自分の好みに合わせて濃度や味を調整できるのが利点です。
また甘酒を砂糖代わりに料理に使ったり、ヨーグルトに乗せて使うとったときには、濃縮タイプのほうが使いやすいというメリットもあります。

甘さや濃度、粒感などの違い

米と米麹と水という限られた材料から作られている甘酒でも、商品ごとにその味や風味などは多種多様です。甘さや口当たり(粒感)、濃度などがまったく違います。甘酒での味や風味の違いがわかる要素を紹介します。

甘さ

砂糖などを加えていない麹甘酒でも、原料の米や麹、発酵の度合いなどによって甘さが異なります。同じ白米の甘酒でも、しっかりと甘さのある商品もあれば、さっぱりとした甘さ控えめの商品もあります。

濃厚さ

飲みやすさや口当たりに影響し、さらっとした飲みやすいタイプから、濃厚で粘度が高めのタイプまでいろいろあります。濃度が高いものはストレートタイプでも、割って飲んでいるという方も少なくありません。

粒感

米や麹の粒がまったく感じられないさらっとした液体タイプから、粒の感じが少し残っているものまでさまざまです。とくに玄米や発芽玄米、玄米などを使った商品は、食物繊維も豊富で「食べる甘酒」といえる食感のものもあります。

原料による違い

麹甘酒は、麹と米と水いう原料で作る甘酒ですが、主原料である米の違いによっても甘酒の違いが生まれます。

白米で作られた甘酒

商品の中ではもっとも種類が多い、米麹と合わせる米に白米を使ったタイプの甘酒です。ただしシンプルな分、お米、米麹、お水の質や、造り方、発酵場所や温度、時間など、様々な要素から影響を受けます。そのため醸造元によって味が変わってきます。 たとえば、白米を使った甘酒でも以下のような違いによって味も風味も異なってきます。
米の種類:使用する品種によって違いがあります。製造元によっては、自社で作った「あきたこまち」であったり、日本酒でよく使われている「山田錦」などの日本酒好適米を使っていたりと、メーカーごとに違いがあります。
精米歩合:白米は玄米から表層部分を削って使用しますが、この残った部分の割合を精米歩合といいます。一般的に食用米では90%程度の精米ですが、日本酒や甘酒を製造する際には70%くらいまで削ります。中には大吟醸酒並の50%もの精米歩合で作られている甘酒もあります。こうした精米による違いも味の違いを生みます。

玄米で作られた甘酒

玄米と米麹で作られる米麹甘酒です。玄米には、白米で取り除かれるぬかや発芽部分などが含まれるため栄養分が豊富です。とくにビタミンB1やマグネシウム、食物繊維が多く含まれます。ビタミンB1は糖質の代謝を高め疲労を回復する効果があり、マグネシウムはさまざまな酵素の働きを助け、ストレス耐性を高めると言われています。
さらに、便秘を改善する不溶性食物繊維と、腸内環境を良くする水溶性食物繊維のどちらもが、玄米には豊富に含まれています。こうした栄養価の高さから玄米甘酒を好まれる方も少なくありません。
しかし店舗で取り扱っているところは少なく、のレンMUROのように玄米甘酒の種類があるお店は珍しいかと思います。味の面でも、玄米のコクと香ばしさが、白米の甘酒よりも強く感じられるでしょう。ぜひ白米の甘酒と飲み比べてみてください。

フレーバーなどを加えた甘酒

米麹甘酒に、果汁やきなこ、黒ごまなどを加えたものです。様々な味があり、良い意味で甘酒らしくないところも人気の商品です。
ゆずやかぼす、レモンなどの柑橘系の果汁が入った甘酒は、飲み口がさわやかですっきりします。逆にかぼちゃのペーストを加えた甘酒は、野菜の甘味が加わることでさらにまろやかな味を楽しめます。 黒米などを加えた甘酒は、見た目でもわかる大きめの粒感があり、噛むとさっくりとした食感も楽しめます。
このようなフレーバーや味、食感の違いも、甘酒選びの楽しさのひとつです。

その他の甘酒

先の種類に分類されない甘酒もあるので、いくつかご紹介したいと思います。

・乳酸菌入り甘酒
文字通り、乳酸菌が入った甘酒です。乳酸菌が配合されることによりほどよい酸味が加わり、飲むヨーグルトのようなさっぱりとした味に仕上がります。甘酒の甘さが苦手な方でも飲みやすくなります。また、乳酸菌がおなかの調子を整えてくれるので、腸活にもおすすめです。

・紅麹の甘酒
紅麹という、赤い麹菌を使用した米麹で作られた甘酒です。古来中国では漢方の生薬としても使用されており、当店では塩屋の「紅こうじ甘酒」のみになります。

・黒麹の甘酒
黒麹という、黒い麹菌を使用した米麹で作られた甘酒です。麹菌の分解活動の中でクエン酸が生成されるため、酸味を含む甘酒に仕上がります。当店でお取り扱いしている忠孝酒蔵の「黒あまざけ」は、独自技術により黒の色味を脱色して白い甘酒に仕上げてあります。

・古代米の甘酒
古代米を使用した甘酒です。黒米や赤米などがあり、その色素によって赤黒っぽい色に仕上がっています。玄米のように食物繊維や栄養を白米と比べて多く含みます。

甘酒の歴史

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