心も体も健康に~「毎日麹」生活のススメ~

こんにちは、のレンMURO神楽坂店の管理栄養士の鈴木です。

日に日に暖かさが増し、少し動くと汗ばむような日も増えてきました。

4月20日~5月4日頃は、二十四節気では「穀雨」と呼ばれる時期。

地上の穀物をしっとりと潤して育てる、恵の雨が降る頃です。

種まきに良い時期と言われ、苗もすくすくと育ち始めます。

梅雨入り前の5月は、湿気の増加や、大型連休からの職場復帰などにより、
身体の不調が起こりやすい時期でもあります。

季節や環境の変化に負けない身体にするために、大切にしたいのが日頃の体調管理。

麹飲料や麹食品を毎日少しずつでも摂ることで、腸や血流を整え、体と心が巡る状態でいられます。

美味しく楽しく、毎日飽きずに麹を摂取する生活を、この時期にスタートしませんか。

「毎日麹」を叶える「おすすめの麹の摂り方」

☑コップ一杯の麹「甘酒」

甘酒の摂取は最も簡単に麹を摂る方法です。

1日100~200mlを目安に摂ると効果的です。

使用する麹、米、水の違いにより、全く異なる味わいをお楽しみいただけます。

☑料理の「さしすせそ」に「麹調味料」

調味料の置き換えで、料理の「さしすせそ」に全て麹調味料を使うことができます。

旨味たっぷりの麹は、料理を一層美味しくしてくれます。

 「さ」とう →甘麹
 「し」お  →塩麹
 「す」酢  →「麹」と酵母を酢酸発酵させた発酵食品
 「せ」醤油 →醤油麹
 「そ」味噌 →「麹」と大豆や穀物を発酵させた発酵食品

☑ヨーグルトやお好みのミルクと共に「甘麹」

他の食材と一緒に摂取することで、よりバランス良く楽しむ事が出来ます。 

楽しみ方の例:ヨーグルトやグラノーラや果物と共に 。牛乳や豆乳、オーツミルクやアーモンドミルク割りなど。

日本の国菌である「麹菌」

ヨーロッパなどの乾燥した地域では生息できない、多湿な日本の気候だからこそ生息できる、
目に見えない小さな存在「麹菌」。

米、麦、大豆などに「麹菌」を繁殖させて出来た「麹」。

日本に古くからある味噌や醤油、漬物や日本酒など、すべて麹が使われており、
日本食の美味しさや健康長寿を守ってきた存在でもあります。

料理を美味しくして、私達の胃腸の働きまで助けてくれる麹。

毎日様々な形で麹を美味しく摂取して、健康の維持に役立てていきたいですね。

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執筆:店舗スタッフ・管理栄養士
大学卒業後、病院にて約5年間栄養管理や栄養指導に従事。
その後、高校や大学で栄養学の教員を務める。
夫の転勤で関東に来たことを機に、甘酒専門店で専属管理栄養士として勤務中。
日々の甘酒生活で自身の潰瘍性大腸炎を寛解維持中。

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