米麹・甘酒専門店で選ぶ<自分好みの甘酒の見つけ方②>
こんにちは、のレンMURO神楽坂店の管理栄養士の鈴木です。
二十四節気の「立夏」が過ぎ、暦の上では夏が始まるとされています。
新緑が美しく、過ごしやすい季節。
甘酒が一層美味しく感じられる季節の始まりでもあります。
先週から「自分好みの甘酒の見つけ方」について紹介しておりますが、本日はその第2弾。
先週の第1弾では、当店の米麹甘酒が大きく5つのタイプに分けられ、
このタイプ分けを選ぶ際の目安にすると、イメージに近い甘酒を見つけやすくなることをお伝えしました。
<step1:5つのタイプから選ぶ>
①白米タイプ ②玄米・雑穀タイプ ③フルーツタイプ
④乳酸菌タイプ⑤濃縮タイプ
上記の5つのポイントに加え、さらに、粒感や甘さの程度、風味などの基準も、選ぶ際のポイントになってきます。
その点について、本日はお伝えします。
<step2:粒感・甘さ・風味で決める>
①粒感の程度
米麹甘酒の中には、噛みながら飲むようなお米の粒が残っている粥状のタイプから、
粒が全く無いさらさらのタイプまで、様々あります。
人によっては、「粒がある方が甘酒らしい!」と感じる方もいれば、
「粒があると飲みにくい!」と感じる方もいるでしょう。
好みは人それぞれ。より美味しいと感じる方を選ぶと良いでしょう。
その他、「粒がある方が良く噛むのでダイエットになりそう…」
「運動後に飲みたいから、さらさらタイプが良い…」
など、目的に合わせて粒感の程度を選ぶのも良いと思います。
②甘さの程度
甘酒は字の通り、基本的に甘いものが多いですが、中には甘さ控えめの甘酒もあります。
甘すぎるのが苦手という方や、糖分を気にしている方は、甘さ控えめを選ぶと良いでしょう。
甘さの程度を知りたい時に参考になるのが、エネルギー(kcal)表示。
もちろん、使用するお米や発酵具合などで甘さの程度は変わります。
そのため、数字だけを見て決められるものではありませんが、甘さを左右するお米の量でエネルギー(kcal)は決まるので、
数字が一つの参考になると言えるでしょう。
平均的な甘さの米麹甘酒は、約100kcal程度。
それを下回ると、甘さが控えめになる傾向があります。
どの甘酒にも必ずエネルギー(kcal)表示はありますので、選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
③風味
米麹甘酒は基本的に米麹とご飯を混ぜて作られているものが一般的です。
そのため、麹とお米の風味のバランスによって、メーカー様ごとの特有の甘酒の風味が生まれています。
より麹の香りを楽しみたいという方にオススメなのが、米麹100%の甘酒。
混じりけの少ない麹の香りを楽しめる、珍しい甘酒です。
逆に、麹の香りがちょっと苦手という方は、お米の割合が多い甘酒が飲みやすいと感じるかもしれません。
このように、麹やお米の風味も、好みを決めるポイントになるので、
意識して選んでみると良いでしょう。


米麹甘酒が100種類近く揃う甘酒専門店だからこそ楽しめる甘酒選び。
いくつかの選び方のポイントをご参考にしていただきながら、
ご自身好みの甘酒を探してみてはいかがでしょうか。
神楽坂にある店舗では、試飲もご用意しておりますので、
ご来店いただいた際には、お気軽にお声かけ下さいませ。
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執筆:店舗スタッフ・管理栄養士
大学卒業後、病院にて約5年間栄養管理や栄養指導に従事。
その後、高校や大学で栄養学の教員を務める。
夫の転勤で関東に来たことを機に、甘酒専門店で専属管理栄養士として勤務中。
日々の甘酒生活で自身の潰瘍性大腸炎を寛解維持中。
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