甘酒クラフトストーリー ~岩上商店~

こんにちは。米麹甘酒専門店のレンMUROです。

 

本日も、『甘酒クラフトストーリー』という名のもと、のレンMUROで人気の甘酒醸造元さんをご紹介していきます。 

第九回目に紹介する醸造元さんは、小豆やきなこ、黒ごまなど、スイーツのような様々な種類の甘酒が人気の『岩上商店』さんです。

甘酒クラフトストーリー ~岩上商店~

創業160年を超える、栃木県大田原市にあります『岩上商店』さんはご家族で経営をされており、甘酒をメインとした加工品の製造販売と、お酒の卸売業をされている醸造元さんです。

現社長が六代目、お話を伺った営業の方で七代目という老舗です。

記録の残っている約160年前より以前から、様々なものを取り扱っていたとのこと。その頃より麹は造られていたそうです。そこから甘酒、味噌などを手掛け始めたという岩上商店さん。戦時ではその地域の配給所となり、その頃からも地域の方々との繋がりを深めていらっしゃいました。

そんな岩上商店さんの甘酒のお米は、全て地元栃木県大田原産コシヒカリのみを使用しています。この地域のコシヒカリは魚沼産コシヒカリに並ぶ程品質が良いと言われています。酒造用や加工用ではなく、言わずもがな食米として美味しいものです。

↑(岩上商店さんのお米を手配されている稲沢さん)

また、岩上商店さんの甘酒では米麹でも贅沢にコシヒカリを使用しています。

米麹では、日本酒で採用されることがある”つきはぜ”製法。お米の水分を少なくすることで、麹菌が水分を求めてお米の奥まで入り込み均等に付着するというものです。それにより酵素が良く働くので、旨みのもとであるアミノ酸分解が進行しやすく、さらに生麹でも菌糸で米麹同士がくっつかないという、より美味しくて扱いやすい米麹が出来上がるそうです。

つきはぜ製法は、通常の米麹造りよりも時間と手間がかかります。それを岩上商店さんは、通常2日で行う工程を3日かけ、さらに人の手で何度も米麹をかき混ぜて造られています。

また、フレーバー甘酒のいちごやかぼちゃなどの材料も、出来るだけ栃木県産、または、栃木県の企業様が仕入れられているものを使用するなど、地元のつながりを大事にした商品づくりにこだわられています。

甘酒に使用するお水は、那須野が原の伏流水。一帯は2〜3メートルも掘れば水が湧き出るような地域で、ミネラル分豊富な井戸水が日常的に使われているそうです。

 

そんな岩上商店さんの甘酒は、お米と米麹が1:1の均等割合で、飲み口がペーストタイプ。加工米ではなく粒立ちの良いコシヒカリにこだわっていながら、ペーストであるには理由があります。

麹と蒸したお米を攪拌しながら熱すること、なんと一昼夜。
そうすると粒が残らない状態になり、旨味や栄養分が全部溶け出している状態になります。 

 

そうして出来上がった甘酒を眺めると、ふと、商品ラベルが “あま「さ」け” であることに気付きます。
尋ねると、「元々は “甘酒(あまざけ)”の漢字表記だった。」と岩上商店の岩上さん。

甘酒の販売を始めた当初、アルコールが含まれていると思われることが多く、説明に苦労したそうです。

そこで、ノンアルコールで身体に優しい飲み物であることを伝えたく、表記を改めることにしました。「あまさけ」とにごりのない、柔らかい響きに特に女性に飲んでほしい願いも込めて。

 

今回インタビューを受けてくださったのは、岩上商店の七代目であり、現社長の娘さんでいらっしゃる岩上翔子さん。

おすすめの甘酒をお聞きすると、小豆やとちおとめなど様々なバリエーションの甘酒がある中で選ばれたのは、「あまさけ 白米」。

濃縮タイプなので、飲むだけではなく、お料理にも是非使ってほしいとのことです。

岩上さんご自身も、卵焼きには卵1個に大さじ1杯の甘酒で、お砂糖不使用の甘い卵焼きに。中でもナスの味噌炒めに入れると絶品なんだそう。
知らなかった甘酒の用途にとても驚かされます。

▲白米のあまさけ

また、迷ってもう一つと紹介されたのが「あまさけ 玄米」。

食物繊維を摂取したい方は、こちらもまた気軽に料理に使っていただきたいとのことです。料理にすると、玄米独特の少しだけぬか臭いような味や香りが和らぎ、気にならなくなるそうですよ。

 ▲玄米のあまさけ

甘酒ブームのピークだった2017年頃より下火になってきたけれども、あの頃を振り返ると甘酒の素晴らしさを知ってもらうきっかけになった、と岩上商店さんは語ります。今後の展望としてさらなる甘酒商品開発に余念がありません。

現在ではパウチタイプのみですが、容量の大小や他の麹菌を使ったものなど、企画を進めているそうです。今後の新商品がますます楽しみです。

 

 

最後に皆様へお伝えしたい一言を尋ねると、岩上商店さんらしいメッセージが返ってきました。

「疲れた時や甘いものがほしい時におすすめの甘酒。冬場は温めて美味しい甘酒ですが、夏でも温めて飲んでみていただきたいですね。身体に優しく、麹の香りでリラックスできることが期待できます。」

「心身ともに不調や不安になりやすい今日この頃。こういう時期だからこそ甘酒を飲んでいただきたい」

と熱く語る岩上さん。 

長い年月を自然溢れる地域の皆様と共に過ごし、あまさけ愛に溢れ素材と麹作りにとことんこだわってきた岩上商店さんの甘酒。是非試してみてください。

 

◆岩上商店さんの甘酒お取り扱い一覧はこちらから

https://koujiamasake.jp/collections/岩上商店

 

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