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甘酒クラフトストーリー~忠孝酒造~
こんにちは。米麹甘酒専門店のレンMUROです。
本日も、『甘酒クラフトストーリー』という名のもと、のレンMUROで人気の甘酒醸造元さんをご紹介していきます。
第五回目に紹介する醸造元さんは、沖縄で初の甘酒を造られた『忠孝酒造』さんです。
昭和24年創業。那覇空港から車で10分、沖縄県豊見城市にある泡盛メーカー『忠孝酒造』さん。
”泡盛文化の継承と創造”を企業理念に、泡盛の新たな可能性を追求しています。
▲忠孝酒造 黒あまざけ
黒麹を使用した、自然な甘酸っぱさが特徴の黒あまざけは、2012年に『沖縄ならではの泡盛作りに欠かせない黒麹菌を使った甘酒を造れないか』ということで開発を重ねられて誕生しました。
そもそも黒麹とは、
元々焼酎造りで代表的に使われている米麹の一種で、発祥は沖縄といわれています。文字通り色も真っ黒で、触ると手が黒くなってしまうほどです。
麹の中でもクエン酸を多く含むため雑菌の繁殖を抑えることができ、高温多湿な沖縄・九州での焼酎造りには欠かせない麹です。
元々沖縄には甘酒を飲む文化がなく、甘酒を造っているところはありませんでした。
しかし2012年頃から徐々に火がついてきた麹・甘酒ブームをきっかけに、『他の沖縄の酒造メーカーとの差別化にできるのではないだろうか』ということで、沖縄で初めての甘酒造りに取り組まれました。
↑(甘酒のお米を蒸している様子)
黒あまざけの開発では、味の決め手となる『酸味と甘みのバランスを取る』ことにこだわられたそうです。
麹とお米と水の配合を色々と変えて試験したり、9種類ほどある黒麹菌のなかから酸味と甘みのバランスを取るのに適した菌株を選別したりと、黒麹菌を扱う泡盛の蔵元だからできる甘酒造りを目指して造られました。
そうして開発を重ねて誕生した黒あまざけは、黒麹を使用することによってクエン酸を多く含み、甘ったるくなくフルーティーな酸味が楽しめる、普通の甘酒にはない深い味わいとなっております。
そんな黒あまざけの開発を重ねる中でのエピソードを、一つご紹介したいと思います。
発売当初の黒あまざけは、黒麹により濃いグレーのような、まさに名前のままの見た目だったのですが、黒麹菌の胞子により味にえぐみが残っていたそうです。
それを改善するために開発を重ね、黒麹菌の胞子を抑える技術を開発し、色も甘酒の白色に近く、えぐみをなくしたまろやかな黒あまざけを開発することに成功しました。
現在、本州では関東関西の沖縄フェアを中心に出荷されておりますが、
沖縄県内シェアが8~9割を占めているので、当店のように関東で常に置いているお店は珍しいです。
当店では、黒あまざけと黒あまざけのシークワーサー味の2種類を取り扱っております。
▲青切りシークワーサー 黒あまざけ
青切りシークワーサーは、沖縄県産のシークワーサー果汁を使用しており、よりさっぱりとした味わいとなっています。
「シークワーサー」と聞くと強い酸味をイメージしてしまいがちですが、こちらの甘酒は程よい酸味で、果汁のおかげですっきりとした後味に仕上げられているため、とても飲みやすいです。
どちらの甘酒も、氷たっぷりで冷やして飲むのが特に夏場はおすすめで、野菜ジュースやフルーツジュースと割っても美味しいです。
ちなみに、忠孝酒造の方のおすすめは豆乳割りだそうです。また、温めても美味しくお召し上がりいただけるとのことです。
夏バテ防止にピッタリのクエン酸入りの黒あまざけは、まさに沖縄のあまざけ。
これを飲んで、沖縄の夏を体感してみませんか?
◆忠孝酒造さんの甘酒お取り扱い一覧はこちらから
https://koujiamasake.jp/collections/忠孝酒造
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